カスタマーT氏のための大人なパスレーサーが、完成しました。弱冠ハンドルの高さやサドル位置など調整が入りますが…。
日東(NITTO)のB302AAハンドルバーにあえてブラックボディにメッキリング仕様の砲弾型LEDライトでちょっぴりお洒落に落ち着いた味付け。
ハンドル位置がもとより近く、低くなるため、Aヘッド変換バーに長めのステムでポジションを適正化。グリップ及びサドルは定番のブルックスではなく、第三世代で定評のある本革物をチョイスしてみました
入庫時はチューブラータイヤ仕様ののバリバリロードレーサーだったので、700×28Cのクリーム色のタイヤにあえてブラックでスポーク数の少ないシンプルなデザイン、15年程前のオールドストック「シマノWH-R535」でスッキリと。
ブレーキレバーはレプリカバージョンの「ダイアコンペDC135」、ペダルはお決まり「三ヶ島(MKS)プロムナード」のチタンカラー。ブレーキのアウターワイヤーは白で正解だったかな?
変速を残して欲しい旨リクエストがあったので、運動神経のいいT氏なら大丈夫だろうと後ろのみシマノの8速用Wレバーで制御、「VIVAの真鍮ベル」そしてウチのカミさん特製、ボタンで留めるレザー風のトップチューブカバー。これで革サドルや革グリップを傷つけることなくバイクを立てかけられますね。
↑よく見てください。シリカ製のZUNOWのロゴ入りインフレーター(ポンプ)がありました。濃紺のフレームにオレンジが映えますね。
パーツ交換以外の作業としては、ヘッドパーツ分解洗浄グリスアップ 前後ブレーキ完全分解洗浄グリスアップ注油 リアディレーラー(後ろ変速機)分解洗浄グリスアップ注油 カセットスプロケット(後ろのギア)取り外し洗浄 BB取り外し再組付け ホイール回転部グリスアップ 他各種加工となります。
お洒落なT氏。春にはオイルドジャケットにニットキャップ、夏にはフレームカラーの濃紺のポロシャツにスニーカー、秋にはツイードジャケットにコンビのウイングチップでポタリングして欲しい!……なんて勝手な想像をするOld Newでした。