気がついたら6月。店舗のことでお客様や友人、はたまた取引先様にまで心配されてますが、ケリは付けます。そして早くもっと沢山のお客様とお話がしたいです。
先週のこと、ガレージ権店舗を開けて作業していると、何やら見覚えのあるスマートで真っ赤なボディのVWポロが横付け…。パパチャリを依頼しOld Newのきっかけを作ってくれた20年来の旧友、ワインバーオーナーのO氏。
「トモオちゃん、これさー蕎麦屋(やはり20年来の飲み仲間なぜかO氏と共通の友人)の息子が使わなくなったらしくて貰ってきたのよ!イッヒヒ」
「テキトーに任すから、うーんシングルギアのちょっと軽やかな感じ、ね、ね、イヒヒヒ」
「シートポストは曲がってるから変えてよ。サドルとペダルは後で家から持ってくるわ、アップバーがいいなぁ」
後日サドルとペダルと一緒にシャンパンを持ってまた来店。シートポスト代を払いながら一言。
「あ、家にあった安物シャンパンだから気にしないで飲んで、イッヒヒ!!じゃっ、じゃぁね!」
6歳上、実の兄と同い年のO氏はお洒落で格好良くって趣味も合う憧れの人。 でも時に、この「イッヒヒ」に騙されちゃうOld New…憎めないなぁ…。やりますよもちろんO兄貴。
まずはバラして、アップハンドルがいいというのでヘッドパーツをグリスアップしながら、ステムとアップハンを適当にジャンク箱からチョイス。あ、ロゴの「SPEED NIPPON」知る人ぞ知る、この丸石自転車OEMのフレームについてはまた後日、いや、もしくは触れないでおくかもしれません。
今回あえてこだわったのは、NOS(未使用の旧パーツ)のマウンテンバイクタイヤ2本。
名作スペシャライズド・グラウンドコントロールⅡと黎明期のマキシスコブラ、この2本からイメージを膨らますことにしました。 ホイールを磨きながらリアは多段からシングルに変更。ゴリゴリだったハブは初めての「SIM GREASE」の餌食となり復活。
ちょっとノって来たのでまたゴソゴソ、4アーム初期のシマノデオーレLX(メイドインジャパン!)を見つけ出しアウターギアのみにし、ちょい磨き&センターギアの穴にはステンのナットでピアッシング。
あまり力まずにOld New的懐かしシングルマウンテンバイク作ります。
任せられるとイッヒヒなOld New!さてさてどうなることやら。