The third time of honesty

安心してください、チャント開店させますよ!ということで、何があったかはこの場では語れません。語るに耐えられないこともありましたが、二転三転ののち、間違いなくこの場所でやりますです。(契約書交わしたし、お金も払っちゃたもんね!)

 

北海道札幌市中央区南12条西22丁目1-1 「Old New」…。

12坪ほどの決して広いとは言えないかもしれないお店ですが、私とカミさんの夢がぐっと詰まってます。

思えばライトが両側についたいわゆる少年スポーツ車で近所を毎日走り回っていた小学生時代。

当時自転車組合の有志の方々が茨戸に作ったBMXコースでレース参戦を経験した中学生時代、それと並行してセミドロップの少年スポーツ車はライトやキャリア、泥除けを外され近所の解体屋のおじさんからもらってきたドロップハンドルに変えられサイクリングに出かけるように…                                                             中2の春、支笏湖線の下りで滑ってハンドルをとられ、電信柱と喧嘩して泡を吹いて倒れ初めての救急車、初めての脳神経外科、初めてのMRI、初めての骨折(右鎖骨と右膝)。

危険だからと高校入学時には自分の貯金に加え入学祝いとして足りない分を親にねだり「丸石 バルボアランドナー」「ナショナル ラ・スコルサツーリング」と迷った末「BS ユーラシア」のワングレード上「BS アトランティスツーリング」を購入、毎夏休みはフロントバッグにサドルバック夏用のコンパクトな寝袋のみの装備で駅舎を宿に(当時は国鉄時代、当直の駅員さんが自転車ごと中に入れてくれたのでテントいらず、始発前にたたき起こされるので目覚ましいらず)3年かけて北海道を一周。

大学時代はバブルの訪れとともに、車とファッションと女の子に夢中となり自転車からは遠ざかることに。

就職して2、3年目に最初のチームのボスと知り合い、ボーナスを使いきりマウンテンバイクを購入、レースに参戦(といっても最初は2人でチームを名乗っていた)瞬く間に仲間が増えちょっと個性的な者が集まるチームへと発展(笑)。

途中所属チームが変わったり、大卒後10年勤めた職場をやめたり、結婚してみたりなどなどがありながらもレース参戦はずーっと続きました。(途中ロードレーサーを買ったり、2度目3度目の骨折があったり、「ツール・ド北海道」のお手伝いに誘われ、いつも間にか審判免許も取得、MTBとはまた違ったレースの世界を味わうことに)

職を転々としながら、カミさんに相談  …   自転車屋やりたいんだ

 

そんな簡単に出来る訳もなく当時所属していたチームの店主に拾われ晴れて自転車店店員になったのが41歳。思えばなんてスローなスタートだったのでしょう。

しかししかし怪我の多いOld New、ある日ロードレーサーで帰宅途中、一時停止無視の車にはねられて脊髄損傷に…一時は全身麻痺になったものの10ヶ月の入院と治療、1年半のリハビリを経てセールス専門として職場の自転車店に復帰。麻痺が右の手と足に残り、足を引きずって歩くように見えるのはそのせいです。

 

主治医が言うには奇跡  …   それだけの障害が残ってるのに自転車に乗れてる

 

ある日またカミさんに相談  …   やっぱり自分の自転車屋さんやりたいんだ

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誓いを形にということでノートに汚い字で「To Dream」とマジックでサイン、あeが1個多い(笑)。縁結びのお守りを縛り付けたのが3年前。中には気づいたことやアイディアや知識がOld newなりに詰まってます。

いつも気遣ってくれる友人と家族にリスペクト。そしてご縁に感謝なのです。

夏に開店する自転車店「Old New」をどうか宜しくお願い致します。

 

まだ、旅の途中。

 

 

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