覚えてたぜBOSS

どんな人間も人生の中で「BOSS」と呼んでいる、または呼んでいた友人や恩師が数人いるのではないでしょうか?

 

社会人となり荒んだ生活を送っていた店主にもう一度自転車に乗る機会を与えてくれたのもそんなBOSSと呼べる人間でした。

そう、BOSSとは場末のバーのカウンターで知り合った。時にやさしく、時に厳しく、でも他人思いのクレイジーな大人…マウンテンバイクを買わされw学生時代のようにまたもや、いやそれ以上に深く自転車にのめりこんだのはBOSSのお陰。

5年間も癌を引きずりながらも、最後に一緒に走ったのは去年の10月中旬、その後も当店の事を気にかけしょっちゅう寄ってくれて、でもそれから2週間ほど後の去年の今日、BOSSは星になって行ってしまいました。

かのジョン・レノンは生前「ロックンローラーには二つのタイプがいる。地獄に向かうタイプと天国に向かうタイプだ」と言っていたそうだ。

BOSSあなたは天国に向かうタイプでした。でもロックンローラーでなくレゲエシンガーの種族だったね(笑)。

 

ムーさん…あなたのFメカをお守りに、俺は今日も自転車店「Old New」にいるよ。

Plug- In Sapporo 2016参加記

お休みをいただいた5月3日は札幌市のアクセス札幌を会場に行われたカスタムカーのインドアショウとしては道内初のイベントに我が家の、いえ、Old newの愛車「1965年式VW type1(フォルクスワーゲン・通称ビートル)コンバーチブル」で参加させていただきました。

沢山のアメリカン・カスタムカーやカスタム・ハーレーなどに混ざり、10台のVWがアメリカンカルチャー的に頑張りました。写真は前日の搬入時のショットです。

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2オハイオナンバーを付け、田舎のイメージで麻布にウッドチップとワイン箱、自惚れライトアップ、そして…ちゃっかり自転車もディスプレイさせてもらいました。

したり顔のOld Newです。

 

 

でも、仲間のVW達もとっても素敵な演出でタジタジのOld Newなのでした。

当日は、屋外展示やベンダーブース、ステージではライブやダンスと4,000人が集う、華やかなショウとなりました。

ドイツで生産が始まったVW(ビートルやバス)も本国や他のヨーロッパ諸国よりも、アメリカに渡ってから西海岸を中心とした様々なカスタムシーン・レースシーンが出来上がった感じさえする車です。

そこにOld new的には人種を越えた、カスタマーやエンジニアに対するリスペクトを感じるのです。

P5030058この1946年製のオリジナル・ハーレーに今アメリカよりも英国的なテイストを感じても間違いではないのではと思うのです。

「間」の美は日本的なものですが、ハーレーなどのアメリカのオートバイがイギリスやイタリアなどを意識するとき、その独特な「間がもつ美」を感じました。しかしその中にも自国のテイストを入れるのもさすがかな…なんて。

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英国のオートバイであるトライアンフは屋外展示でした。

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オートバイカルチャーには、うといOld newですが世界中を巡るスタイルやカスタムテクニックを感じた次第です。

と、そのまま外を歩いていると、小学生の時に憧れた三菱の「ギャランΛ(ラムダ)」の左ハンドル・北米仕様がアメリカを主張しているではないですか。

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そしてその先には札幌は手稲区のアメリカンカスタムバイクに強いショップ「みやたサイクル」さんのファットなチョッパーがもっとアメリカを主張していたのでした。(宮田さんとしばし雑談)

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様々な出会いもあり、色々と勉強になった一日でした。

融合する文化、Old New

 

 

 

 

 

 

 

The style of the spring

桜もちらほらと咲き始め山のコブシも開花、小鳥のさえずりに囲まれ定休日を過ごさせていただいております。

予定よりかなり遅い調子ながら店舗の打ち合わせもしております。

「焦らず、やりきる」と自分自身に言い聞かせるOld Newでした。

 

 

 

今朝は、お隣のお婆ちゃんに誘われて、お庭の斜面からミツバとコゴミを採らせてもらいました。

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シャキッとした山菜たちや木々の息吹を見ると元気が出ます。歳ですね(笑)。

 

そんな中、FBではちょっと触れましたが、昨日「ルビー商会」様よりステッカーの納品がありました。

2とりあえずソムリエナイフで大きさを確認してください。販売したり、レストア等で関わった自転車のフレームには38mm四方の正方形のステッカーを貼らせてください。

 

 

 

 

 

推し進める力を周りからいただき生かされて生きる、Old New!

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See you tomorrow.

P3040035「ま~た明日…」なんて子供の頃は毎日たわいもなく言ってましたが、何だか今は重いですねこの言葉が。することはいろいろある中で、いいベースを構えることのできない辛さが身にしみてきます。

 

←ただそれだけです。今日も今日の仕事をして時間がくれば、使うアルコール成分が変わる(L~R笑)。

思えば10数年前、この後ろにある1974年製「フォルククスワーゲンtype 1 1303s」(通称ビートルですね)を解体寸前で1万円で買ったのが何かの縁だったのか…。

もともと、何でも古いものが好きだったせいもあり、当時は「アメリカンシネマを気取ってボロボロのまま乗り倒せばカッコいいかな」ぐらいに思っていたものの、お世話になっているショップで機関まわり、足回りなどを直してもらったり、やれオーディオだタコメターだと自分でもDIYをするうち、冬も酷使されたボディがサビて醜く朽ちていくのが辛くなってしまたのです。

映画「フットルース」で主人公レン(ケビン・ベーコン)が乗っていていたちょっぴりヤレた黄色のビートル…その最初の理想と裏腹に「こいつを元の姿に戻すとともに自分なりのアレンジで個性を出して現代の1974車にしよう」と……。

板金塗装こそお金が掛かりましたが、知識や仲間という掛け替えのないものが、古いこいつを通して新しくやってきました。ビートルもそうですが、自転車も今やレプリカや再発と称して昔ながらのパーツが新品で手に入ったりします。

そしてフレームの形、素材も昔と同じような新車が用意されているのが素晴らしいところ。

レストアでなくとも、いかにも昔ながらの移動や散歩のため、仕事のためのバイクが作れちゃいます。(どっちも好きですが)

まさにOld New! さあ、 元気を出してSee you tomorrow!P3040034